人気ブログランキング | 話題のタグを見る

firemouth factory2

firemouth2.exblog.jp
ブログトップ
2010年 10月 12日

福島なう

東京の旅を終え、昨日帰って参りました。
特に劣等感はないけれど、やっぱり東京には色々な物が集まっていて
情報を吸収してこないとな…と感じてしまいます。
ネットで得た物と実際に目で見て肌で感じてきた物はぜんぜん違うなと
思います。

夜に福島駅に着いた時に、感じた切なさは、旅の終わりと言う事なのか?
それとも繁華街のにぎわいが、あまりにも違いすぎるからなのか?

こんな感情もやっぱり、ネットでは得られない物なのではないでしょうか。

「若くして旅をしない者は老いて何を語るのか」
ですよね。師匠!!

東京では、ほとんどが食べ歩きと美術館・写真展巡りでした。

私の興味はほとんど写真です。

巨匠の皆さんのバラ板プリントによる美しさには参ってしまいました。
私のインクジェットプリントによるモノクロもなかなかの品質になってきた
と感じていたのですが、技を持った方のバラ板プリントの美しさにはただ感動
の一言です。

中でも、サルガドとユージン・スミスのプリントが凄かった。
わざわざここで述べなくても、定評のある先生方なのでミーハーと感じられる方
もいらっしゃるかもしれませんが、本当に良かったです。

今日のニュースで、将棋のコンピューターが女流棋士に初めて勝ったと報じて
いましたが、私は逆に鍛え上げられた人間の脳ってそんなに凄いのかと
人間の持つ可能性に感動してしまいました。

バラ板の可能性も一緒で、コンピューターには作れない味わいと表現される
人間の熟練の技があるのだなと感じています。

そして、もう一つ感じた事が、
写真がかなり美術館に進出している事を今回、実感しました。

妻のリクエストで訪れた美術館にも結構な量の写真集や写真を素材にしたアート
が展示されていました。
この流れは知ってはいましたが、やっぱり肌で感じると違いますね。
結構な量の写真集などを写真とは縁もゆかりもなさそうな美術館で
買い込んできてしまいました。
なんか発見でした。

現段階では、モノクロはやっぱりバラ板と感じましたが、手焼きのカラー写真を知らない
私としては、インクジェットプリントによるカラー写真の可能性は大いにある
と感じてきました。
今、心は多いにカラー写真に傾いています。
なんとなく、イメージは出来ています。

さっそく、東京で撮ってきたポジの現像に行ってきます。

ポルトガル料理の話もしたいのですが、それはまた次の機会に!!

それではお後がよろしいようで!!

by fire-mouth | 2010-10-12 09:46 | コラム


<< フィルムの今後について思う。      明日から東京 >>